2016年5月8日、ゴールデンウィーク最後の日曜日。爽やかな初夏の風のもと、順光寺本堂で松江本派寺院降誕会法要をお勤めしました。
宗祖降誕会法要
親鸞聖人は承安3年(1173)の5月に京都の日野でお生まれになりました。宗祖降誕会(ごうたんえ)法要は、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人のご誕生をお祝いし、お勤めされるものです。
本山・西本願寺では、毎年5月21日に宗祖降誕会がお勤まりになります。
宗祖降誕会(ごうたんえ)
親鸞聖人のご誕生を祝って催される行事です。聖人は承安3年(1173)のこの日、京都の日野でお生まれになりました。この日は、祝賀能や飛雲閣での抹茶接待など華やかな催しが行われ、ご誕生を祝います。
全国の寺院でも5月にお勤めされることが多いようです。
松江では、この降誕会法要を市内の本願寺派(本派)寺院が毎年持ち回りでお勤めしています。
松江市には本願寺派の寺院が8ヶ寺ありますので、8年に1度、会所当番が回ってくるということになります。
法要
市内寺院のご法中にご出仕いただき、法要をお勤めしました。
順光寺ご門徒はもちろんのこと、各寺のご門徒や寺族の皆さま、多数のお参りをいただきました。
法話
ご講師の北島清秀師(出雲市大社町・乗光寺ご住職)より、お話しをいただきました。
誕生の「誕」の字には、「生まれる」いう意味の他に、「偽り」という意味もあるんだそうです。
お念仏のみ教えをお説きくださった親鸞聖人は、嘘偽りのこの世に降りてきてくださり、真実の教えを私たちにお伝えくださいました。
ご講師から降誕会の意味を丁寧にお聞かせいただき、ともどもに親鸞聖人のご誕生を喜ばせていただきました。
ご参拝いただいた皆さま、ありがとうございました。