2012年9月30日、大人も子どもも楽しめる、能楽の体験教室を順光寺の本堂で開催しました。
この教室は、松江観信会さんが主催。松江文化協会補助金事業のひとつです。
本山・西本願寺には国宝の能舞台(現存する日本最古の能舞台)があるなど、お寺と能は古くから深い繋がりがありました。
開催のきっかけは、松江観信会に所属されている順光寺のご門徒さん。
「順光寺でも能楽をやってみないか」
と、声をかけていただき、能楽の素晴らしさを伝える活動をされておられる「NPO法人 Spirit of ゆるり」さんをご紹介いただきました。
第1部
まず、第1部は、子どもの為の能楽体験教室。
子どもたちに日本の本物の古典芸能を体験してもらうために、プロの能楽師の先生方に指導をしていただきました。
能楽を実際に体験します。
楽しく、能に親しむ子どもたちの姿が印象的でした。
今年は、諸事情により、サマースクール(毎年行なっている子ども行事)を行いませんでしたので、秋にリベンジできた感じです。
第2部
第2部は、演能『羽衣』と楽器の体験。
まずは、参加者の皆さんに、能で使う楽器の体験をしていただきました。
着付けの実演の後、広く知られている演能「羽衣」を観賞。
照明を落とした本堂に凛とした空気が流れます。
イベントを通して、能楽の先生方の「日本の伝統文化を伝えたい」という思いを感じることができました。
めったにできない能の体験。第2部は100名を超える参加者の皆さまに、間近で能を体験していただきました。
多数のご来場ありがとうございました。
タペストリー
順光寺のお隣、竹内畳店さんが作られた「縁」の巨大タペストリー。畳の縁で作られたもので、今回のイベントに合わせてお貸しいただきました。
皆さんに好評でした。
動画
第1部の様子を動画撮影し、YouTubeにアップしました。楽しく能を学ぶ子どもたちの姿をご覧ください。
スライドショー
当日の写真はこちらから。
のぞいてみよう!能楽空間@順光寺
<出演>
観世流シテ方:久保信一朗、上田大介(重要無形文化財総合指定保持者)、山中雅志、上田宜照、上田彰敏、笠田祐樹
森田流笛方:野口 亮
幸流小鼓方:古田知英
観世流大鼓方:守家由訓(重要無形文化財総合指定保持者)
金春流太鼓方:中田弘美(重要無形文化財総合指定保持者)
<主催>
松江観信会
<後援>
松江市文化協会
<協力・監修>
NPO法人 Spirit of ゆるり