2013年11月23日(土)、松江市青年会議主催による「まつえ 寺マルシェ」を順光寺で開催しました。
昨年11月にフランスのパリやナントなどを視察された松江市青年会議の皆さん。
現地で、教会を中心とした市場(マルシェ)が賑わっていたことに感銘を受け、松江でも寺や神社でそれを実現しようと、順光寺に声をかけてくださいました。
地域コミュニティの中核である「お寺」を会場とし、地元の人や若者たちによる生産物の販売、芸術文化の発信など、盛りだくさんの内容となりました。
当日の様子をレポートします。
出店ブース
地元の皆さんの出店ブースが本堂や庫裏に並び、文字通り「マルシェ」の賑い。順光寺の地元・石橋町からも4店舗ご出店いただきました。
石橋町・山根菓子店さんのブース。美味しいお菓子が多数。
石橋町・石川屋さんのブース。魚ハンバーグが人気。
石橋町・パンェブールさんのブース。かなり早い時間に完売。
石橋町・竹内畳店さんのブース。かざり畳づくりのワークショップで盛り上がりました。
choiceさんのブースでは、子どもたちが民族楽器体験に夢中。
本堂入り口にある受付にはスタッフさん手作りの活け花が置かれました。 おもてなしの心ですね。
庫裏にはカフェスペースを設置。
蓮歩さんのケーキ、焼き菓子などのマクロビスイーツや、島根県立大学短期学部の学生さんによる地元産品を使った天ぷら、スムージーなど、来場の皆さんがほっとできるスペースです。
テーブルの上には、きれいなお花が。
境内では、55年会の皆さんによる子ども縁日が開かれました。出来立ての綿菓子が大人気。
パフォーマンス
本堂では、開会に先立ち、若院から法話。その後、中庭で松江高専書道部の皆さんによる書道パフォーマンスが行われました。
軽快な音楽に合わせて、みんなで作品を作って行きます。
完成した作品を本堂の表に掲示。
続いて、よしととひうたのLIVE PAPER STORY。順光寺では2010年サマースクール以来、3年ぶりの出演です。
人気者のお二人。本堂には足の踏み場もないほど、子どもたちが集まりました。
あまりの人数に、ステージのお二人もびっくりされてました。
演奏が終わり、気さくにサインに応えるお二人。
夕暮れが迫り、辺りが暗くなり始めたころ、本堂では”映像でみる「日本の面影」”と題し、小泉八雲の著書の朗読が始まりました。
映像作家 石倉正さんの映像をバックに、松江市青年会議の皆さんによる朗読が行われました。この映像には、若院が撮影した松江の風景写真も使われました。
このイベントの最後を飾るのは、小泉 凡トークショー。小泉八雲の曾孫、小泉 凡さんから、小泉八雲の人柄、秘めた思い、そんなことに触れながらのお話しをいただきました。
聞き手は、フリーアナウンサーで、松江市青年会議のメンバーでもある河野美知さん。
皆さん、熱心にお話を聞いておられました。
最後に、代表の池田さんからご挨拶。
日もすっかりと暮れ、境内では、55年会の皆さんが作った竹筒アートの光が帰り道を優しく照らしてくれていました。
順光寺に「賑い」が生まれ、たくさんの「笑顔」で溢れた秋の1日。たくさんのご参拝、本当にありがとうございました。
主催された松江市青年会議の皆さんには、企画段階からお世話になりました。この場を借りて厚くお礼申しあげます。
メディア掲載
ブース出店された石橋町・竹内畳店さんがブログにレポートを投稿してくださいました。
寺マルシェ |愛畳ブログ3(あいじょうブログ)
今日の気温、通りかかった大通りでは18℃でした。 通りで暑かったはず。コートなしで駅方面まで歩いたら汗が出ました。 さて、昨日、お天気にも恵まれた寺マルシエ。お越しいただきました皆様、有難うござ …
また、寺マルシェの企画段階から携わり、当日も順光寺に来てくださった岡山大学 地域総合研究センターの岩淵さんが、サイトにレポートを投稿されていました。
アゴラ日記_その73:松江市における若者のまちづくり~寺マルシェを一例に~ – 岡山大学 地域総合研究センター
2013年11月23日、フランスまちづくり研修を終えた松江市青年会による寺マルシェが開催されました。フランス研修から1年が経過した後、研修生がどのような成長をしたのか、岩淵も大変興味深く参加しました。 …
開催翌日、読売新聞の紙面とオンライン記事でも紹介されました。
寺マルシェで松江活性 : 島根 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
寺院を街のにぎわいの中心に据えようと、20~40歳代の松江市民でつくる「松江市青年会議」は23日、同市石橋町の順光寺で地元住民らと交流を図るイベント「寺マルシェ」を開いた。 同会議のメンバーは、昨 …
最後に、Facebookページに投稿された皆さんの写真を紹介します。当日の賑いの様子を感じてください。