2013年5月26日、順光寺でお寺体験プログラム「ゆったりお寺体験~書いて・読んで・作る~」を開催しました。
「書く」=お経の書き写し、「読む」=お勤め、「作る」=お香作り。日常を離れてお寺でゆったり過ごしていただきました。
まずは、本堂で「重誓偈」の書き写し。
およそ30分、集中して丁寧に写します。お経の書き写しは、お経を書いてあじわっていただくことを目的としています。
その後、若院からお経についての法話。そして、重誓偈を一緒にお勤めしました。
場所を庫裏に移し、お香作り体験。講師は、天神町にある仏壇店、荒木文之助商店の荒木さんです。
はじめに、乳鉢に材料と水を投入。香りと色はそれぞれ好きなものを選択。
材料をよく混ぜ合わせていくと、だんだん色が変わっていきます。
そば打ちの要領で伸ばしていきます。荒木さん曰く、そば打ちの上手い人はお香作りも上手いのだとか。
お菓子作りに使う型を使って繰り抜き、完成。これを一週間ぐらい乾かすと、お香として使えるようになります。
こちらは、専用の型を使ってコーン型のお香を作っているところ。
コーン型のお香は、円すい形なので時間が経つにつれて燃える面積が広くなります。そのため、短い時間で強い香りを出すことができます。
荒木さんは、各地でお香づくりのワークショップをしておられます。どこでも好評をいただいているとのことでした。
お香を仏前にお供えすることを「供香(ぐこう)と言います。
お香を焚くと、その香はまんべんなく部屋に行き渡ります。分け隔てなく行き渡る阿弥陀如来さまのお慈悲のはたらきを表しているんですね。
お香作り体験を通して、仏法に触れるひとつのきっかけとしていただければと思います。
ご参加いただいた皆さん、ご協力いただいた荒木さん、ありがとうございました。